疲労骨折と関節可動域。股関節・足首・胸椎の動きを見直す理由
練習を重ねる中で、いつも同じ場所が痛くなる。「頑張っているから仕方ない」と、そのまま続けていませんか。
身体を守りながらスポーツを楽しむために、練習量と回復に加えて、関節の動きにも目を向けてみましょう。
疲労骨折は、繰り返す負荷で起こる骨のトラブル
疲労骨折は、繰り返す負荷による骨の小さな損傷に、修復が追いつかなくなることで生じます。練習量の急な増加や回復不足など、複数の要因が関わります。
関節が動きにくいと、負担が偏ることがある
股関節・足首・胸椎などが十分に動かないと、特定の部位に負荷が集中する場合があります。
ある関節の動きを別の部位で補うと、身体全体の負担のかかり方が変わることがあります。ただし、可動域の制限だけで疲労骨折が起こるわけではありません。
例えば、足首を曲げる可動域と着地動作を調べた研究では、可動域が大きい人ほど膝を使って着地し、地面から受ける力が小さい傾向が示されました。これは着地の研究であり、可動域を広げれば疲労骨折を防げると証明したものではありません。
股関節・足首・胸椎。動きのつながりを見直す
- 股関節:脚を前後に動かす、身体を支える動き。
- 足首:しゃがむ、踏み込む、着地するときの動き。
- 胸椎:背中の上部で、身体をひねる動き。
一部分だけを大きく動かすことより、競技に必要な動きを無理なく組み合わせられることが大切です。左右差や動かしにくさがあれば、指導者や専門家と確認してみましょう。痛みを我慢して可動域を広げる必要はありません。
練習量・休養・栄養も、メンテナンスの一部
関節の柔軟性だけでなく、筋力、練習量、休養、食事を合わせて見直すことが大切です。
- 練習の強度や量を急に増やさない。
- 休養日と睡眠を確保する。
- 運動量に見合った食事をとる。
- 身体の状態を見ながら、段階的に練習する。
同じ場所の痛みが続くときは、まず受診を
骨の一点が痛む、歩いても痛む、腫れがある、休んでいても痛む場合は、運動を中止して整形外科に相談してください。初期にはレントゲンで分からないこともあるため、自己判断で練習を続けないことが大切です。
疲労骨折が疑われる部位を、ストレッチやマッサージで解決しようとしないでください。運動の再開は、医師の判断に従いましょう。
頑張る身体に、日々のメンテナンスを
ひたちなか市のALINEでは、ストレッチ専用マシンを使い、無理のない範囲で身体を動かすメンテナンスを行っています。
疲労骨折を診断・治療するサービスではありません。痛みがある場合は受診を優先し、運動が許可された範囲でご相談ください。日々のコンディショニングとして、自分の身体の動きに目を向けるきっかけをお手伝いします。
体験・ご相談はLINEから/お電話:029-357-7565
参考:米国整形外科学会(AAOS):Stress Fractures、Fongほか(2011):足関節の背屈可動域と着地動作の研究。画像はAI生成のイメージです。

